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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PR講座 第10回】パブリッシングのやり方

更新日:4月30日

これまでは、PR戦略をどのように考え、組み立てていくかについてお話してきましたが、ここからは具体的なPR手法の考え方ややり方についてお話しさせていただきます。まずは私の会社に行っているメディアPR、いわゆるパブリッシングについてお話します。

 

パブリッシングとは、メディア(媒体)に自社の商品・サービスを紹介してもらうことです。もちろん、掲載や放送されても費用はかからないのが一般的です。したがって、紹介してもらえれば、その費用対効果は大きいです。


また、メディアなどの第三者からの評価してもらえることになるので、そこからのお墨付きをもらったと情報受け手が感じることになり、情報の信用度が高まります。

 

では、メディアにアプローチをするにはどうすればいいのでしょうか?


 メディアに紹介してもらうには、メディアにそれを伝える必要があります。その情報をメディアに伝えるものがプレスリリースです。パブリッシングの基本的な方法は、プレスリリースを作成して、それをメディアに送るという作業になります。


となるとメディアへの送付先のリストが必要となりますが、どういうメディアが存在しているのかを一般の方はなかなか知りません。PR会社はそのメディアリストを持っているので、プレスリリースさえ作成して配信をお願いすれば、ある程度希望するメディアへリリースを送ることができるでしょう。


PR会社でなくても広告代理店など普段からメディアとお付き合いのある会社であれば、リストがあるかもしれないので相談するのもいいと思います。


もちろん自分たちだけでやるとなると大変な作業になるかもしれませんが、インターネットの時代ですから地道に調べていけばリストを作成することが可能だと思います。

やっとの思いでリストを作ってプレスリリースを送付しても、そのリリースを読んでもらわなければ、メディアで紹介されることはありません。


メディアの方は1日に数多くのリリースが届きますから、その情報から紹介したい情報を選ぶわけなので、いかに読んでもらって、なおかつ紹介してもらえるプレスリリースを作成しなければなりません。次回以降、メディアに取り上げてもらうためのプレスリリースの条件についてお話していきます。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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