top of page

無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PR講座 第15回】共感を呼ぶプレスリリースの重要性

更新日:2024年10月28日

前回までのブログでは、プレスリリースの中で重要な3つの要素、「新しいこと」「おもしろいこと」「役に立つこと」について話をしました。


これらの要素は、プレスリリースを効果的にするためには欠かせないものです。でも、もうひとつ大切な要素があります。それが「共感」です。この要素を上手に取り入れると、情報が注目されやすくなります。


プレスリリースを作るとき、自分だけが興味を持っている情報だと、相手にはどうでもいい話になってしまいます。情報は発信する側と受け取る側がいます。発信する側は伝えたい情報を送りますが、受け取る側は自分に関係のある情報でなければ興味を持たないかもしれませんし、情報を受け取らないこともあります。


だからこそ、相手に興味を持ってもらうプレスリリースを作ることが大切です。前回話した要素を取り入れるのはもちろんですが、相手に共感してもらうことも重要です。たとえば、お年寄り向けの便利なECサイトを作ったとしても、それがパソコンやスマホを使いこなせないお年寄りには役に立たないかもしれません。


さらに、セキュリティを高めるために手続きが複雑になったり、対応がメールのみになったりすると、利用者がますます減ってしまいます。


発信する側と受け取る側、どちらもメディアとして情報を扱います。もしも受け取った情報が相手に共感されないと判断されれば、その情報は取り上げられることはありません。要するに、発信者と受け取り手の間で共感できなかったということです。


今の時代、SNSが発達しているため、情報はSNSを通じて拡散されやすくなっています。SNSでは共感が重要視されるので、共感できない情報は拡散されない可能性が高いです。ですから、発信者は自分の製品が優れていることだけでなく、共感される情報を発信することが大切です。


プレスリリースを作成するときは、冷静に内容を見つめ直し、多くの人が共感できるかどうかを考えることが重要です。

最新記事

すべて表示
【PR特別講座】略語とカタカナ語は伝わっているか?

~「わかりやすさ」を最優先に考えるPRの基本~ 仕事の資料や新聞記事を見ていると、アルファベットの略語やカタカナ語を頻繁に目にします。 Xの投稿や紙資料、媒体など、文字数やページ数に制限がある場合、こうした表現は非常に便利です。限られたスペースの中で情報をコンパクトに伝えられるため、PRの現場でも多く使われています。   しかし、ここで注意しなければならないのは、その言葉が本当に相手に伝わっている

 
 
 
【PR特別講座】「無料」は最強の武器か、それとも諸刃の剣か

~価格戦略がブランドを左右する~ PRや広告キャンペーンを企画する際、「無料」という言葉は非常に強力な武器になります。 利用者にとって“メリットが明確”であり、情報としての価値が高いため、記事掲載につながる可能性も高くなります。メディアにとっても、読者・視聴者にメリットのある情報は歓迎されるからです。   たとえば、読者プレゼント企画。 企業は商品を提供する メディアは読者サービスとして紹介する

 
 
 
【PR特別講座】PR特別講座:PRは本当に「安くできる」ものなのか

~メディアPRの誤解と、PR会社の価値について~ 前回のPR講座では、日本ではPRが広告業界の文脈で語られてきたため、PRそのものがなかなか正しく理解されていない、というお話をしました。 その延長線上にあるのが、「PRは安くできるもの」という認識です。 実際、問い合わせの中でも「広告予算がないので、パブリシティで何とかカバーしたい」という相談を受けることがあります。   メディアPRが実現すれば、

 
 
 

コメント


著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

bottom of page