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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】PRの相手は人間だけではなくなる?――AI時代のAIOを考える

16 時間前
読了時間: 4分

更新日:10 時間前


最近、何かを調べるときにGoogleなどで検索するのではなく、ChatGPTをはじめとした生成AIに質問する人が増えてきました。

私自身も、ちょっとした疑問があるとAIに聞くことが増えています。

検索の場合は、表示されたサイトの中から自分で選び、そのページを読んで情報を得ます。

ところが生成AIの場合は違います。

「○○について教えて」と質問すると、AIが情報を整理して答えてくれます。

これは便利なのですが、PR会社の立場から考えると、非常に大きな変化です。

 

これまで企業のWEB戦略では「SEO」が重要だと言われてきました。

Googleなどで検索したときに、自社のWEBサイトをできるだけ上位に表示させ、そこから自社の商品やサービスを知ってもらうという考え方です。

しかし、生成AIで情報を調べる人が増えていけば、検索結果の上位に表示されることだけを考えていればいい、というわけではなくなります。

AIに「この分野ではどんな会社がありますか」「○○という商品について教えてください」と聞いたときに、自社の商品やサービスがどのように紹介されるのか。

あるいは、そもそも紹介されるのか。

 

そこで注目されているのが「AIO(AI Optimization)」という考え方です。

AIに自社や商品、サービスについて正しく認識してもらい、生成AIから情報を得る人にも自社の情報が届きやすい環境を作っていく。

ウインダムでも、このAIOに関するサービスを提供することになりました。

PRの相手に「AI」が加わる?

これまで私は、PRとは「知らないことを知ってもらうこと」「新しいことに気づいてもらうこと」だと、このブログでも何度も書いてきました。

その「知ってもらう相手」は、当然、人間でした。

新聞やテレビで紹介してもらう。WEBメディアに記事を書いてもらう。SNSで話題にしてもらう。

最終的には、それを見た人に企業や商品、サービスを知ってもらうためです。

 

ところがAIが情報の入口になると、少し事情が変わってきます。

人に知ってもらう前に、AIにも自社のことを正しく知ってもらわなければならない。

そんな時代になりつつあるのかもしれません。

これはPR会社にとっても、かなり大きな変化だと思っています。

では、これまでのPRは必要なくなるのか

ここで私が興味を持っているのは、「AIOが重要になったら、これまでのPRは必要なくなるのか」ということです。

私はむしろ逆ではないかと思っています。

AIが企業について回答するときにも、世の中に存在するさまざまな情報が重要になります。

企業自身が発信している情報だけでなく、新聞やWEBメディアの記事、第三者による評価など、その企業についてどのような情報が世の中に存在しているのかが、これまで以上に重要になるのではないでしょうか。

そう考えると、プレスリリースを出したり、メディアに取材してもらったり、信頼できる情報を継続的に発信したりする従来のPR活動も、決して無駄にはなりません。

むしろ、AI時代だからこそ「世の中にどんな情報を残していくか」が重要になるような気がします。

 

もちろん、AIOはまだ新しい分野です。

生成AIそのものが急速に進化していますから、現在有効とされている方法が数年後にも同じように通用するとは限りません。

ただ、一つ言えるのは、人が情報を探す方法が変われば、PRもそれに合わせて変わらなければならないということです。

新聞、テレビ、WEB、SNSと情報を届ける手段が変化し、その先に今度はAIが出てきました。

しかし、PRの本質まで変わるわけではないと思っています。

「知らないことを知ってもらう」。

その相手がこれまでは人間だけだったのが、これからは、その人に情報を届けるAIについても考えなければならなくなったということなのでしょう。

ウインダムがAIOサービスを始めることになったのも、PR会社としてこの変化に対応していく必要があると考えたからです。

これからのPR担当者は、

「Googleで検索したら自社はどう表示されるか」

だけでなく、

「AIに自社のことを聞いたら、何と答えるのか」

まで気にする時代になるのかもしれません。


ウインダムでもAIOサービスを開始しました。

ご興味のある方は、以下のページにサービスの概要が出ています。

実際、このサービスでウインダムでもAIでの検索実績が出てきており、その成果にちょっと驚いています。


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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

​

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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