【PRおじさんのぼやき】当たり前になった便利さは、なくなって初めてわかる
今年の夏、車のエアコンが壊れました。
最初は「冷却材でもなくなったのかな」くらいに考えていたのですが、調べてもらうとコンデンサーの不調でファンが回らなくなっているとのこと。修理すると10万円近くかかると言われました。
ちょうど車の買い替えを考えていたこともあり、「それなら修理しなくてもいいか」と、そのままにすることにしました。
新しい車もすぐに来るだろうと思っていたのです。
ところが、最近は納車まで結構時間がかかるのですね。
結局、今年の暑い夏を、エアコンの効かない車とともに過ごすことになってしまいました。
当然ながら、家族は誰も乗りたがりません。
窓を全開にして走れば何とかなるだろうと思っても、今年の暑さでは入ってくる風そのものが暑くて、運転し終わると汗だくになっていました。
街を走る車を見ながら、「窓を開けて走っている車はないかな」と探してみましたが、ほとんど見かけませんでした。
そりゃそうですよね。
今ではカーエアコンは、あって当たり前の装備です。
そういえば、車にエアコンが付いているのが当たり前になったのは、いつ頃からなのでしょう。
私が若かった頃には、今では当たり前のものが、まだ当たり前ではなかったことがたくさんあります。
家庭のエアコンもそうです。
昔は「エアコン」というより「クーラー」と呼んでいましたし、家中の部屋に付いているようなものではありませんでした。
今では、これだけ夏が暑くなると、エアコンなしで生活すること自体が難しくなっています。
会社に入りたての頃には、FAXも社内に1台しかありませんでした。
FAXが届けば、わざわざ別の部屋まで行って受信する。今から考えると、ずいぶん面倒なことをしていました。
ところが、FAXが簡単に送れるようになったと思っていたら、今度はFAXそのものを使わない時代になってきました。
公衆電話も同じです。
若い人の中には使い方が分からない人もいるそうですが、私が子どもの頃に使っていたダイヤル式の黒電話を見せたら、電話だということはわかっても、どうやって電話番号を入力するのか分からない人もいるでしょう。
便利なものが登場し、それが当たり前になり、さらに新しいものに置き換わっていく。
自動車の持ち方も変わりました。
昔なら、現金で買うか、自動車ローンを組んで買うというのが一般的でしたが、今ではカーリースやサブスクなど、いろいろな選択肢があります。
実は今回、我が家もカーリースで車を替えることにしました。
そして昨日、ようやく新しい車が納車されました。
これで、エアコンの効かない車ともお別れです。
この夏、車で出かけることがほとんどなかったので、ガソリン代があまりかからなかったことだけはよかったのですが(笑)。
それにしても、人間というのは勝手なものです。
昔はなくても普通に生活していたのに、一度便利さを知ってしまうと、それがないだけでこんなにも不便に感じます。
「昔は車にエアコンなんかなかったんだから」と昭和の人間らしく強がってみても、暑いものは暑いのです。
やはり、便利なもののありがたさは、なくなって初めてわかるものですね。
新しい車に乗って、まず最初に確認したのは走りでも新しい機能でもなく、エアコンからちゃんと冷たい風が出てくること。
その風に「涼しい!」と喜んでいる自分を見て、この夏ですっかり文明のありがたさを思い知らされたこの夏なのでした。






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