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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

~「わかりやすさ」を最優先に考えるPRの基本~


仕事の資料や新聞記事を見ていると、アルファベットの略語やカタカナ語を頻繁に目にします。

Xの投稿や紙資料、媒体など、文字数やページ数に制限がある場合、こうした表現は非常に便利です。限られたスペースの中で情報をコンパクトに伝えられるため、PRの現場でも多く使われています。

 

しかし、ここで注意しなければならないのは、その言葉が本当に相手に伝わっているかどうかです。

略語やカタカナ語が一般的かどうかは、人によって大きく異なります。

例えば「AI」という言葉は今や広く使われていますが、それが「Artificial Intelligence(人工知能)」の略であることを、正確に理解している人がどれだけいるでしょうか。

特に、経営用語やIT用語の略語は、その業界の人には当たり前でも、そうでない人にとっては意味が分からないことが多くあります。

 

現在はスマートフォンで簡単に意味を調べることができます。そのため「分からなければ調べればいい」と思うかもしれません。

しかし、PRにおいてはこれは通用しません。

なぜなら、PRの目的は「相手に理解してもらうこと」だからです。

わざわざ調べないと分からない文章は、その時点で“伝わっていない”と考えるべきです。

 

私がプレスリリースを作成する際に意識しているのは、略語は必ず最初に説明するということです。

例えば、

MBA(経営学修士:Master of Business Administration)

このように、略語・日本語・英語をできるだけ併記します。

スペースの関係でどちらか一方になる場合もありますが、重要なのは「記者が一読して理解できること」です。

また、その後も頻繁に登場する場合は、最初に正式名称+略語を記載し、以降は略語を使う方法が有効です。

 

一方で、略語にはもう一つの使い方があります。

それは、ターゲットを絞るためにあえて使うという方法です。

例えば、機械業界のエンジニアや営業担当者が日常的に使っている略語であれば、それを使うことで、

  • 対象外の人には届かない 

  • 対象者には強く刺さる 

という効果が生まれます。

つまり、略語は分かる人にだけ伝えるためのフィルターとしても機能するのです。

 

略語以上に注意が必要なのが、カタカナ語です。

「コンプライアンス」のように一般化している言葉であれば問題ありませんが、まだ浸透していない言葉を、

  • なんとなくかっこいいから 

  • 知っていることを見せたいから 

という理由で使うのはおすすめできません。

対面であれば補足できますが、プレスリリースのように不特定多数に向けた文章では、理解されない可能性が高くなります。

 

プレスリリースを作成する際に最も重要なのは、相手の立場に立って、分かりやすく伝えることです。

略語やカタカナ語は、使い方次第で強力なツールになります。しかし、それはあくまで「伝えるための手段」であり、目的ではありません。

「知っていることを見せたい」ために使うと、かえって伝わらなくなる――これはPRでは逆効果です。

PRとは、

自分が伝えたいことではなく、相手が理解できる形で伝えること。

その原点を忘れずに、言葉選びをしていくことが重要です。

 
 

いよいよこのブログも3年目を迎えることになりました。振り返ってみると、2年間で193本のブログをアップしてきました。自分でも「よくここまで書いてきたな」と少し感心しています。

当初は、1週間に3本くらいのペースで書ければいいなと考えていました。もしそのペースで続けていたら、2年間で300本近くになっていた計算です。そう考えると、それはさすがに無理だっただろうと思いますし、毎日ブログを更新している人を見ると、本当にすごいことだと感じます。

現在は、だいたい週1回程度の更新を目標にしています。ただ、正直なところ「書くこと」そのものよりも、ネタを探すことの方が大変だと感じています。

 

最近は、書きたいテーマさえ決まれば、AIの力を借りて原稿を作ることもできます。書きたい内容を入力すれば、あっという間に文章の形にしてくれますし、もし自分のイメージと違えば、プロンプトをやり取りすることで、ほぼ自分の言いたい内容に近づけることができます。

そういう意味では、文章を書くこと自体のハードルは確実に下がったと感じています。

ただ一方で、「何を書くか」というテーマについてAIに相談しても、なかなか自分の中でピンとくるものが出てこないことも多いのが現実です。そこまでAIに頼ってしまうと、自分というものがなくなってしまうのではないかという不安も少しあります(笑)。

 

このブログと並行して、X(旧Twitter)への投稿も続けてきました。当初は毎日投稿することを目標にしていましたが、最近では投稿しない日もあります。

理由は単純で、毎日投稿するほどのネタが見つからないからです。

さらに、毎日投稿することが「マスト」になると、どうしてもプレッシャーを感じてしまいます。投稿すればフォロワーやタイムラインの反応が増えるならやりがいもありますが、面白いと思う内容を書いても、フォロワー数が大きく増えるわけでもありません。

そうなると、達成感があまり感じられないのも事実です。

結果として、毎日投稿を続けるメリットよりもデメリットの方が大きく感じるようになり、毎日投稿にこだわらないことにしました。

そのおかげで、投稿に対するプレッシャーはかなり減りました。今は「自分の考えを伝えたい内容があるときに投稿する」という形になり、精神的にはずいぶん楽になっています。

 

ブログについては、SEOやWEBサイトのランクを考えると、ある程度更新を続ける必要はあると感じています。ただ、今年はあまり無理をせず、自分のペースで書いていきたいと思っています。

それほど期待されているわけでもないと自覚すれば、無理に記事を増やすよりも、自分が書きたいこと、伝えたいことを大事にした方がいいのではないかとも思います。

とはいえ、WEB対策の観点から考えると、2~3週間まったく更新しないというのもなかなか難しいところです。そう考えると、今年もやはりネタ探しには苦労しそうだなという気がしています。

 

ということで、こんなブログですが、3年目も引き続きよろしくお願いいたします。

 

 
 

私はこれまで、自分の趣味を「ランニングと読書です」と紹介してきました。それは嘘ではありません。本当に好きです。

ただ、実はもう一つ、趣味と言っていいのかどうか迷うものがあります。それは――お酒を飲むことです。


先日、ある会で自己紹介をする機会があり、いつもの「ランニングと読書」に加えて、「お酒を飲むことが好きです」と話してみました。すると、思いのほか共感をいただきました。どうやら、隠すほどのことではなかったようです。

そもそも、お酒を飲むこと自体は悪いことではありませんし、誰かに不快感を与える趣味でもありません。私のことをよく知っている人であれば、「あの人はお酒好きじゃない」と否定する人はいないでしょう。


ではなぜ、これまで自己紹介であえて言わなかったのか。自分でもよくわかりません。

大学時代からそれなりに飲んできましたし、飲んでの失敗も数えきれないほどあります。そのたびに「もう飲みすぎるのはやめよう」と誓うのですが、守れた試しはほとんどありません。

もしかすると、その失敗への小さな罪悪感があったのかもしれません。とはいえ、その失敗を知っている人もたくさんいるので、今さら隠す理由にもなりません。

一番の理由は、「お酒を飲むことは趣味なのか?」という疑問かもしれません。私の周りにはお酒好きが多く、飲むのが当たり前という空気があります。あえて“趣味”と宣言するほどのものでもない、という感覚だったのでしょう。


ちなみに、私はお酒の種類に強いこだわりはありません。確かに高いお酒はおいしいですが、正直なところ、質より量の傾向が強いのが実態です。

ただし、好きなのはお酒そのものというより、お酒の席で誰かと楽しく話す時間です。一人で飲みに行くことはほとんどありませんし、一人酒はあまり楽しくありません。家で晩酌もしますが、一人だと意外と飲みすぎません。


問題は、みんなで飲んでいるときです。

自分では「まだ酔っていない」と思っているのに、気づけばかなり飲んでいる。そして後から振り返ると、「あれは飲みすぎだったな」と反省する。適度なところでやめればいいのですが、その“適度”がわかる頃には、すでに判断力が鈍っているのだと思います。


楽しくて好きなお酒なのに、飲みすぎると自己嫌悪で落ち込む。そしてまた次の機会に同じことを繰り返す。

人として成長しているのかどうか、少々怪しいところです。

もし「飲みすぎないための妙案」をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひご教授ください。

できれば、楽しい時間を減らさずに済む方法でお願いします。



 
 

著者・橘川徳夫 プロフィール

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中央大学経済学部卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、2001年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わってきた。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングがクライアントに好評を博している。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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