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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】ミスに厳し過ぎる世の中で思うこと:寛容さと失敗学すすめ

執筆者の写真: 橘川 徳夫橘川 徳夫

仕事をしていると、つい単純なミスをしてしまうことがよくあります。このブログでも、誤字や変換ミス、削除ミスを見つけては修正することが度々ありますし、X(旧Twitter)の投稿を振り返って「やばい、これもミスだ」と焦ることはよくあります。


そんな自分なので、他人のミスに対して強く言ったり批判したりすることはほとんどありません。でも最近、メディアやSNSでは、他人の失敗やミスを厳しく批判する投稿や記事をよく見かけます。ただ、人間は誰だってミスをするもの。関係のない第三者からSNSで寄ってたかって批判をされてしまうと精神的な苦痛を伴う結果になってしまうのではないでしょうか。


ミスの内容によっては責任を取らなければならない場合もあります。誰かを傷つけたり、大きな損害を与えたりするような深刻な失敗なら、ある程度批判的に受け止めるのは仕方ないでしょう。その人の立場によっては責任の重さをも変わってくることもありますので、一概に批判されることがいけないとは言えません。


それでも、もしミスをした後に適切に反省し、原因を分析して、再発防止のための対策を立てているのであれば、そこまで厳しく反省する必要はないのではないかと私は思います。


「失敗学」という学問があるのをご存じですか?失敗学は、事故や失敗が発生した原因を踏まえ、経済的な損失や人命に関わるような重大なトラブルを防ぐための手法を追求する学問です。例えば、航空業界では事故が起こるとそして、その分析をもとに安全対策強化し、次の事故を防ぐ対策を行っています。 ミスを批判するのではなく、それを未来への教訓として使うという柔軟な発想が必要だと感じます。


そんなミスや失敗の多い私ですが、失敗学が活かされているかというと相も変わらずケアレスミスが多いままです。自分としては、しっかり反省して対策を練っているつもりですが、なかなか減らないんですよね。ミスするたびに自己嫌悪に陥り、また新しいミスをしてしまう……というミスのループにハマってしまいます。

ケアレスミスを減らす良い方法があれば、本当に知りたいものです。


もし、ミスを減らすための良い方法があれば、ぜひ教えてください。

 

 

 

 

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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