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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRおじさんのぼやき】世代は違っても、伝わるものはある――ジョブヨク参加記

更新日:8月1日


実際に参加して驚いたのは、大学生の考えがとても“しっかりしている”ことです。将来について真剣に考え、自分なりの価値観を持っている学生が多くて、正直、感心させられました。(このイベントに参加している学生の意識が高い、というのもあるかもしれませんが…)

 

ふと自分の大学時代を振り返ると、「なんとなくこの会社でいいかな」「かっこよさそうだから」程度の感覚で就職先を考えていたように思います。明確な将来像を持っていたわけでもなく、周囲もだいたい同じようなものだった気がします。

 

ただ、今の学生たちと接してみて、時代の違いも感じました。

現代の若者は、生まれたときからネットやスマホが当たり前にある世代なので、直接的な関係よりも、自分にとって“心地よい距離感”でのつながりを大切にする傾向があるように思います。それ自体は悪いことではありませんが、私たちの世代のように「空気を読む」「相手に合わせる」「みんなで楽しむ」といった感覚は、ちょっと苦手に感じる場面もあるかもしれません。

だから、無理に相手に合わせることがストレスになりやすいのではないでしょうか。我々が自然にやっていた“気配り”や“思いやり”も、今はちゃんと言葉にして、時にはマニュアル化して教える必要がある時代なのかもしれません。

それでも、今回出会った学生たちは、私の話にきちんと耳を傾けてくれました。「自分が正しい」と押しつけるのではなく、相手の価値観も受け入れながら、夢を実現する手助けができたらいいな、と思っています。

 

そして何より夢を語る若者の姿が、まぶしかったです。

この年齢になると、現実を知りすぎて、なかなか“夢”を持つのが難しくなります。だからこそ、夢を語れる若者たちが本当にうらやましい。今の私の夢といえば、「家族の健康や、社員の幸せ。」(本当ですよ(笑))そんなささやかな願いを大切にしながら、これからもできることをやっていきたいと思います。


ちなみに、「ジョブヨク」は社会人なら誰でも参加できるイベントです。学生との対話に興味がある方は、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか?学びと気づきが、きっとあると思います。


ジョブヨクはこんな雰囲気のイベントです。
ジョブヨクはこんな雰囲気のイベントです。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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