top of page

無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PR講座 第25回】パブリッシングのメリットとPR戦略の要点

過去の回で、たびたび弊社の得意とするパブリッシングについてお話ししてきました。ここで、あらためて、なぜ多くの企業がパブリッシングをPR戦略として活用するのか考えてみたいと思います。その理由は大きく3点考えられるでしょう。


1. 費用対効果が高い


パブリッシングの最大のメリットは、費用がほとんどかからないことです。テレビCMをPRに活用しようとすると、かなり高額な広告費用が必要となります。わずか15秒、30秒のスポットCMを流すだけでも、制作費を含めて数百万円単位のお金がかかることもあります。


しかし、プレスリリースを作成してメディアに送るだけであれば、通信費以外のコストがほぼかかりません。そのため、パブリッシングは成功すれば費用対効果が非常に高い方法となるのです。


2. 信頼性の向上


自社のウェブサイトでどれだけ商品の良さをアピールしても、読者はその情報の信ぴょう性を疑います。しかし、大手メディアで紹介されると、「〇〇新聞が言っているから」「××テレビが紹介しているから」といった具合に、信頼性が大幅に高まります。これは、大手メディアが情報の裏付けを必ず行い、誤った情報を流さないよう徹底しているからです。


3. 拡散力が強い


大手メディアに取り上げられると、その情報はYahoo!ニュースやその他のポータルサイトなどで転載されることがあり、広範囲に情報が拡散する可能性があります。また、確かな情報としてSNSで共有されることも多く、さらなる拡散が期待できます。記者や編集者がメディアからの情報を元に取材を行うこともあり、これがさらにパブリシティ効果を高める要因となります。


注意点


これらのメリットがある一方で、紹介されるための要素がなければ、いくらプレスリリースを送ってもメディアに取り上げてもらえません。自社でメディアPRを推進すれば費用は抑えられますが、必ずしも成功するとは限りません。経験豊富なPR会社に相談し、成功の可能性を高めるためのアドバイスを受けることをお勧めします。


以上のように、パブリッシングには多くのメリットがありますが、成功するためには戦略的なアプローチが必要です。パブリッシングにおける費用対効果を高めるためには、信頼性のあるストーリー作りも不可欠となります。

 

最新記事

すべて表示
【PR特別講座】略語とカタカナ語は伝わっているか?

~「わかりやすさ」を最優先に考えるPRの基本~ 仕事の資料や新聞記事を見ていると、アルファベットの略語やカタカナ語を頻繁に目にします。 Xの投稿や紙資料、媒体など、文字数やページ数に制限がある場合、こうした表現は非常に便利です。限られたスペースの中で情報をコンパクトに伝えられるため、PRの現場でも多く使われています。   しかし、ここで注意しなければならないのは、その言葉が本当に相手に伝わっている

 
 
 
【PR特別講座】「無料」は最強の武器か、それとも諸刃の剣か

~価格戦略がブランドを左右する~ PRや広告キャンペーンを企画する際、「無料」という言葉は非常に強力な武器になります。 利用者にとって“メリットが明確”であり、情報としての価値が高いため、記事掲載につながる可能性も高くなります。メディアにとっても、読者・視聴者にメリットのある情報は歓迎されるからです。   たとえば、読者プレゼント企画。 企業は商品を提供する メディアは読者サービスとして紹介する

 
 
 
【PR特別講座】PR特別講座:PRは本当に「安くできる」ものなのか

~メディアPRの誤解と、PR会社の価値について~ 前回のPR講座では、日本ではPRが広告業界の文脈で語られてきたため、PRそのものがなかなか正しく理解されていない、というお話をしました。 その延長線上にあるのが、「PRは安くできるもの」という認識です。 実際、問い合わせの中でも「広告予算がないので、パブリシティで何とかカバーしたい」という相談を受けることがあります。   メディアPRが実現すれば、

 
 
 

コメント


著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

bottom of page