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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】PR会社はPRが下手?

執筆者の写真: 橘川 徳夫橘川 徳夫

最近、「自分の会社を紹介してください。」と言われ、自社をどのように紹介すればいいのか悩んでしまいました。普段からクライアントにPRを薦める提案をしているのに、自社のこととなると途端にどうすればいいのか迷ってしまいます。

 

これは他社もそうなのではないかと思います。なぜなら、PR会社が自社の存在をPRする広告やプレスリリースを今まで見たことがありません。


では、なぜPR会社は自社PRがあまり得意ではないのでしょうか?


仕事柄、やはり私たちPR会社の人間は黒子に徹して行動するのが基本です。そのため、いざ自分が前面に立ってアピールするとなると、どのように振る舞っていいのか戸惑ってしまうことがあるのかもしれません。これは、芸能人とマネージャーの関係と少し似ているように思います。所属タレントを売り出さず、マネージャーばかりが目立ってしまうのでは本末転倒です。このような体制では、タレントはとても仕事がやりにくくなってしまいます。


PR会社も同じです。PRイベントでクライアントより目立ってしまえば、クライアントからのクレームが爆発してしまうはずです(笑)。


また、PR会社の営業スタイルも影響しているかもしれません。私たちの営業スタイルは、どちらかといえば「プル型」です。飛び込み営業などもあまりやりませんし、基本的には従来から取引のあるお得意様に密着しながら仕事をすることがほとんどです。したがって、いまさら自分の会社を強くアピールする機会もあまり多くないのです。


要するに、PR会社はあまり自社のPRをそもそも行いにくい状況にあるのだと思います。なにやら言い訳じみた結論になってしまいましたが、仕方ありません。


というわけで、このブログは、私たちの数少ない自己アピールの場でもあるわけです。もしこのブログが多くの人に読まれるようになった暁には、ぜひ、「自己PRが上手いPR会社」だとご評価のほどよろしくお願いいたします!

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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