top of page

無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】PRに専門知識が必要?

2024年7月1日
読了時間: 1分

美術館のPRを担当していると、周りから「美術に詳しいんでしょう?」と聞かれることがよくあります。でも、実を言うと、この仕事を始める前は美術にほとんど興味がなく、知識もほぼゼロでした。今では一般の方よりは少し詳しいかもしれませんが、美術業界の専門家と比べるとまだまだです。


それでも、PRは問題なくできています。なぜなら、PRとは「知られていないことを人々に知ってもらう活動」だからです。実際、知らないからこそPRがうまくいくことも多いのです。


例えば、中途半端な知識や知ったかぶりをすると、かえってPRがうまくいかないことがあります。でも、知らないからこそ「どうしてみんなが興味を持つんだろう?」「この作品の魅力は何だろう?」といった疑問を持つことができ、そこから面白いPRのアイデアが生まれるのです。


PRを依頼する人が、「多くの人に知ってもらいたい」「使ってもらいたい」と思うなら、知らない人にこそPRをお願いすべきです。その方が、一般の人々の視点に近いので、共感を得やすいのです。


もちろん、最低限の知識がないと魅力を伝えることは難しいので、そのバランスは難しいところです。しかし、このコラムは私の知識不足の言い訳ではありませんので、どうぞご理解くださいね(笑)。

最新記事

すべて表示
【PRコラム】「何を目指す政党なのか」が伝わらない

―中道改革連合から考えるPR 今年2月の衆議院選挙で厳しい結果となった中道改革連合が、事実上の解体・分党という形に進むことになりました。 所属議員の大半が離党し、旧公明党系の議員は公明党へ戻り、旧立憲民主党系の議員は新党を結成。一方で中道改革連合には1人の議員が残り、残務整理などを行ったうえで最終的な組織整理をするとのことです。 さらに、分かれた後も国会では統一会派「中道」を組み、連携を続ける方針

 
 
 
【PRコラム】PRの相手は人間だけではなくなる?――AI時代のAIOを考える

最近、何かを調べるときにGoogleなどで検索するのではなく、ChatGPTをはじめとした生成AIに質問する人が増えてきました。 私自身も、ちょっとした疑問があるとAIに聞くことが増えています。 検索の場合は、表示されたサイトの中から自分で選び、そのページを読んで情報を得ます。 ところが生成AIの場合は違います。 「○○について教えて」と質問すると、AIが情報を整理して答えてくれます。 これは便利

 
 
 
【PRコラム】「同じですね」が人との距離を縮める

―プロフィールもPRになる 昨日、大学駅伝シーズンの開幕を告げる「出雲駅伝」が行われ、わが母校・中央大学は5位という結果に終わりました。 今回は優勝候補の一角として期待されていたこともあり、私も楽しみにしていました。レースでは前半から上位につけ、中大の選手がテレビに映る場面も多かったので、いつも以上に熱のこもった応援をしていました。 優勝を期待していただけに5位という結果は少し残念でしたが、選手た

 
 
 

コメント


著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

​

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

bottom of page