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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】はがき値上げで年賀状が終わる?年賀状文化が薄れる時代に言いたい!

執筆者の写真: 橘川 徳夫橘川 徳夫

10月1日から郵便料金が値上げされ、はがきは63円から85円になりました。数年前までは50円程度で日本全国どこでも届いたことを思うと、本当にお手頃だったなと感じます。でも、人手不足や物価高騰を考えれば、これも時代の流れなのでしょう。


昔は、通信手段といえば電話や郵便が中心でした。しかし、今ではインターネットが発達し、LINEやSNSのメッセージ機能を日常的に使うようになりました。若い世代は電話さえあまり使わず、迷惑メールのイメージが強いEメールも嫌われるほど。そんな中で「はがきで連絡を取ろう」と思う人が少なくなっていくのは当然かもしれません。


私たち中高年世代は、ポケベルや携帯電話、スマホへと通信ツールの移り変わりを経験してきましたが、若い世代は生まれた時からスマホがある環境で育っています。そう考えると、郵便やはがきの文化が薄れていくのも時代の必然なのかもしれませんね。


特にはがきといえば、年賀状や暑中見舞いが真っ先に思い浮かびます。私も小学生の頃から毎年年賀状を出してきました。大学時代には、先輩たちに言われてお世話になった方々へ出していました(書くのが大変でした)。社会人になってからは200通近く出していた時期もあります。


結婚後、イラスト制作ソフトを覚えたことで年賀状デザインに凝るようになり、「今年も楽しみにしているよ!」と言われることがプレッシャーに感じて、正直、何度も「もうやめたい…」と思ったこともあります(笑)。


最近では、「年賀状をやめます」というお知らせはがきが届くことも増えました。実際、何年も直接会っていない人と年賀状だけでつながっているケースも多いですよね。それでも、私は今のところ年賀状をやめるつもりはありません。


その理由は、年賀状には送る人やその家族の個性や人柄が表れていて、受け取ると「またつながっていたいな」と思えるからです。こうした年賀状文化は、日本独自の素晴らしい習慣の一つだと思います。それが減っていくのは少し寂しいですね。


さて、そんなことを言いながら、今年の年賀状の内容はまだ決まっていません。そろそろ考えなければ…ということで、今日はこの辺で失礼します!

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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