top of page

無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PR講座 第5回】PR戦略を考える際の重要ポイント①:何をPRするか?

更新日:4月16日

前回では、PR戦略を考える上で「What(何を)」、「Who(誰に)」、「Why(なぜ)」を考慮する必要があるとお話ししました。


今回は、「What(何を)」に焦点を当ててみたいと思います。


「What(何を)」と言われると、自社の製品やサービスを指すと当たり前に思われるかもしれません。しかし、PRの目的は「知られていないことに気づいてもらう」ことです。つまり、製品やサービスの中でまだ知られていない部分を伝えることが重要です。


新製品などまだ市場に出ていないものは、PRしやすいかもしれませんが、実際には既存の製品やサービスをPRする場合も多いです。この場合、製品やサービスの特徴や他社との違いを伝えることが重要です。


たとえば、自動車会社がEV(電気自動車)の販売を始めたとします。EV自体は既に世界中で販売されていますので、単に「EVを販売する」という情報だけではPRとしては十分ではありません。代わりに、他社との違いや製品の特長を強調することで、PR効果を高めることができます。


製品やサービスに関する情報をただ伝えるだけでは、前回お話ししたように、みんなが知っていることを知らなかったという結果になりかねません。ですから、PR戦略を考える上では、自社の製品やサービスについて深く理解し、また、市場の動向や競合他社の情報なども把握することが重要です。


また、「何を」探していると、様々な機能が発見されるかもしれません。しかし、PRを成功させるためには、伝えたいことを1つに絞ることが重要です。人々は一度に複数の情報を受け取ると覚えられなくなり、情報が分散すると印象に残りません。したがって、一番重要なことをメインに伝え、それ以外の情報は補足として提供するのが効果的です。


PR会社的な観点からは、複数の情報を同時に伝えることでPRの機会が増えると考えるかもしれませんが、一度のチャンスを逃すと次の機会が得られないこともあります。そのため、一番重要なことを決めることは非常に重要です。

閲覧数:2回0件のコメント

最新記事

すべて表示

【PR講座 第16回】プレスリリースを書くテクニック~共感を呼ぶタイトルとわかりやすい文章

プレスリリースの作成についてお話してきましたが、料理の例えで考えると、「新しいこと」「おもしろいこと」「役に立つこと」は食材であり、「共感」は調味料のような役割を果たします。最終的に調理するのはプレスリリースの作成者ですが、料理をおいしくもまずくもするのはその腕次第と言えます。 当然のことながら、まずいリリースは読んでもらえません。 基本的なこととして、わかりやすい文章にすることが重要です。これは

【PRコラム】わからないのは私の問題?

別に自慢するつもりはないのですが、私は物事を理解しやすく説明するのが得意な方で、何かについて聞かれたらとりあえずそれなりに対応できる方だと思っています。 特にPCの操作に関しては、職場でも頼りにされることが多いです。もちろん、丁寧に説明することを心がけていますが、忙しい時に何度も同じことを聞かれると、ついぶっきらぼうに受け答えしてしまうこともあります。 ITスキルに関して、若ければ若いほど得意な人

【PR講座 第15回】共感を呼ぶプレスリリースの重要性

前回までのブログでは、プレスリリースの中で重要な3つの要素、「新しいこと」「おもしろいこと」「役に立つこと」について話をしました。 これらの要素は、プレスリリースを効果的にするためには欠かせないものです。でも、もうひとつ大切な要素があります。それが「共感」です。この要素を上手に取り入れると、情報が注目されやすくなります。 プレスリリースを作るとき、自分だけが興味を持っている情報だと、相手にはどうで

Comments


著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

bottom of page