top of page

無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRおじさんのぼやき】休日の営業メールは逆効果?

6月24日
読了時間: 3分


休日は、できるだけ仕事をしないようにしています。

もちろん経営者ですから、完全に仕事から離れるのは難しいものです。どうしてもやらなければならないこともありますし、お付き合いもあります。最近では土日を丸々休めることの方が少なくなってきました。


それでも、できるだけ仕事のことは考えないようにしています。

不思議なもので、一度頭をリフレッシュすると、翌週に新しいアイデアが浮かんだり、気持ちを切り替えて仕事に取り組めたりします。休むことも仕事のうちと言いますが、あながち間違いではないようです。

とはいえ、会社のことが全く頭から離れるわけではありません。

「あの案件は大丈夫だろうか」「来月の売上はどうなるだろうか」など、気がつけば考えてしまいます。経営者の性というやつでしょう。


そんな休日に、時々届くのが営業メールです。

フィッシング詐欺のような大量送信メールではありません。問い合わせフォームを利用した、いわゆるフォーム営業です。

平日に届くのであればまだ理解できます。

しかし、土曜日や日曜日に届く営業メールを見ると、「この営業担当者は何を考えているのだろう」と思ってしまいます。

もしかすると、「土日も営業活動をしています」という熱意のアピールなのかもしれません。

あるいは、自動送信システムが勝手に送っているだけなのかもしれません。

しかし、受け取る側からすると迷惑以外の何ものでもありません。


個人向けの商品で、平日は連絡が取りづらいという事情ならまだ理解できます。

それでも個人的には休日くらいは放っておいてほしいと思いますが、少なくとも理由はわかります。

ところが企業向け営業の場合は話が別です。

休日に営業メールを送ることで成果が上がると考えているのであれば、その感覚は私には理解できません。

もし自動送信であれば、なおさらです。

自分は休みながら、システムだけ動かして営業成果を上げようとしている会社の商品やサービスを、本当に買いたいと思うでしょうか。

少なくとも私は思いません。


同じ理由で、深夜や早朝に届く営業メールも好きではありません。

ましてや電話営業ともなると、私はほぼ即座にお断りしています。

営業は大切な仕事です。

私も営業活動を否定するつもりはありません。

しかし、営業である以上、相手がどう感じるかを考えることも同じくらい大切ではないでしょうか。

だから私は、月曜日に届いた週末の営業メールはほとんど読まずに削除しています。


そして、このブログを読んだ後にもかかわらず、

「御社のホームページを拝見し、ぜひご連絡させていただきました」

という営業メールが休日や時間外に届いたとしたら、私はこう思うでしょう。

「ああ、この人はホームページもブログも読んでいないのだな」と。

もちろん送り主に悪気はないのでしょう。

でも、その小さな気遣いの有無が、営業の成果を大きく左右するのではないかと、個人的には思うのです。


 
 
 

最新記事

すべて表示
【PR特別講座】PRは営業を強くする「補助策」になる

~メディアの第三者評価が営業の信頼につながる~ 以前このPR講座で、営業も広い意味ではPRの一つの方法だというお話をしました。 企業が売上を上げるためには、商品やサービスを知ってもらい、興味を持ってもらい、最終的に購入してもらう必要があります。 その意味では営業も広告もPRも目的は同じですが、それぞれ得意な役割が違います。 今回は、営業活動を強化する補助策としてのPRについて考えてみたいと思います

 
 
 
【PRコラム】「同じ映画を5回観る」から考えた、推し活時代のPR

ウインダムでは、人気アニメの展覧会のPRを担当することがあります。 先日、たまたまそのアニメが大好きだという若い人と仕事をする機会があり、「展覧会のPRに関われてうれしい」と、とても喜んでもらえました。 その人と話をしていて驚いたことがあります。 そのアニメは映画化もされているのですが、なんと同じ映画を5回も観に行ったというのです。 私は、同じ映画を2回観ることすらほとんどありません。テレビで以前

 
 
 

コメント


著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

bottom of page