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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PR講座 第12回】プレスリリースの要素「新しいこと」

更新日:1 日前

前回、メディアに取り上げられるためのプレスリリースの3つの要素(「新しいこと」「おもしろいこと」「役立つこと」が必要とお話ししましたが、今回はその中で「新しいこと」についてお話します。


メディアに取り上げられることをニュース性があると我々は言っていますが、まさに「新しいこと」はニュース性があるということになります。


「新しいこと」をそのまま新しいということでとらえると新商品など新しく作ったもの以外は、PRできないということになってしまいます。そこで、新しく開発したものでどこにもまだないものであれば、新しいということは、「初めてもの」という解釈も当てはめることができます。


例えば、私の会社でおこなっている展覧会のPRでは、「日本初公開の作品」は、メディアに取りあげてもらいやすいです。これは、海外では観られてきたが、日本では観られなかったので、日本国内では「新しい」ということになるわけです。

「〇〇初」というのは、メディアが好むものなので、そういう要素があれば、必ず記載した方がいいでしょう。


ただし、メディアからは当然それが初めてなのは本当かを尋ねてきますので、論理的に実証する必要があります。ネットで検索したらもうすでにあったなどよくある話ですし、リリースを出してそれがわかった場合、信用を失うことになりますので、「〇〇初」を使ってPRを進める場合は、その調査は十分に行う必要があります。


新しいとは少しニュアンスは違いますが、同じように実証できれば、大きなPRの成功する要因の一つに「一番」というのがあります。


「一番大きい」とか「日本最大」などは、数字がはっきりすれば、そこをPRのポイントとしてリリースを作成すれば、効果があると思います。微妙なのは、「一番人気」とか「一番売れている」などは、その根拠となる数字がどのように導き出されたかを伝えなければなりません。


「高校生で一番人気」とした場合、それは全国の高校生全員に聞いたのであれば、間違いないですが、ネット上でのアンケートであれば、その真偽はわからないと思われるかもしれません。


「この店で一番売れている」というのは、データとしては間違いないのですが、この店がどのような店なのか、例えば、全国で一番売れているケーキ屋とかであれば、ニュース性になるかもしれませんが、街によくあるケーキ屋では、地域の情報としてはニュース性はあるかもしれませんが、全国的なものとしてのニュース性は弱いのは当たり前のことと認識できると思います。


次回は、3つの要素の「おもしろいこと」についてお話します。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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