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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PR特別講座】イベントとPRはなぜ相性がいいのか

~イベントを成功させるにはPRを組み合わせることが重要~


これまでこのブログでは、「広告」と「PR」の違いや、それぞれの役割について何度かお話ししてきました。

今回は、その中でも私が特に相性が良いと考えている「イベントとPR」についてお話ししたいと思います。

私はこれまで、展覧会や記者発表会、各種PRイベントなど数多くのイベントに携わってきましたが、イベントを成功させるためにはPRを組み合わせることが非常に重要だと感じています。

 

企業や自治体では、新商品発表会や周年イベント、展示会、地域イベントなど、さまざまなイベントが開催されます。

しかし、イベントは開催すること自体が目的ではありません。

本来の目的は、

  • 新商品を知ってもらう 

  • サービスを理解してもらう 

  • 企業イメージを高める 

  • 来場者を増やす 

  • 売上につなげる 

といった、その先にある成果です。

どれだけ立派なイベントを開催しても、誰にも知られなければ期待した効果は得られません。

 

イベントの魅力は、その場に来た人だけが体験できることです。

一方でPRは、そのイベントの存在や内容を、会場に来られなかった多くの人へ伝えることができます。

新聞やテレビ、WEBニュース、SNSなどを通じて紹介されれば、イベントの価値は何倍にも広がります。

つまり、

イベントが「体験」を提供するものだとすれば、PRはその体験を社会へ広げる役割を担っているのです。

 

PRの視点から見ても、イベントは非常に扱いやすいテーマです。

理由は、

  • 写真や映像になる 

  • 当日の様子が伝えやすい 

  • 登壇者への取材ができる 

  • 会場の雰囲気を記事にしやすい

など、メディアにとって取材材料が豊富だからです。

特に記者発表会では、新しい情報を発表すると同時に、担当者へのインタビューや商品撮影も行えるため、記者にとって効率の良い取材機会になります。

 

イベントでよくある失敗は、「イベントが決まってからPR会社へ相談する」というケースです。

もちろん、それでもPRはできます。

しかし、本来はイベントの企画段階からPRの視点を取り入れた方が、はるかに効果的です。

例えば、

  • どんなストーリーならニュースになるか 

  • 誰に登壇してもらうか 

  • 写真映えする演出はあるか 

  • 記者が取材しやすい進行になっているか 

こうしたことを事前に考えておけば、メディアに取り上げられる可能性は高くなります。

イベント会社はイベント運営のプロですが、PR会社は「どうすればニュースになるか」を考えるプロです。

両者が連携することで、イベントの効果は大きく変わります。

 

PRはイベント当日だけのものではありません。

例えば、

  • 開催前の告知 

  • 当日の取材誘致 

  • 開催後の実施報告 

  • イベントで撮影した写真や動画の活用

  • SNSや自社サイトでの情報発信 

など、一つのイベントから何度も情報発信できます。

イベントは一日で終わりますが、PRによってその価値を長く活用することができるのです。

 

イベントの目的によっては、広告とPRを組み合わせることも必要です。

例えば、

来場者を集めることが目的であれば、広告は非常に効果的です。

一方で、ニュースとして話題を広げたり、企業の信頼性を高めたりすることはPRの得意分野です。

どちらか一方ではなく、それぞれの特長を理解しながら組み合わせることで、より高い成果につながります。

 

イベントは、人を集めるだけでは十分ではありません。

その価値を多くの人に伝え、企業や商品の認知向上につなげてこそ、本当の成功と言えるでしょう。

そのためには、イベントの企画段階からPRを取り入れ、「どうすればニュースになるか」「どうすればメディアに興味を持ってもらえるか」という視点を持つことが重要です。

イベント会社、広告会社、PR会社、それぞれに得意分野があります。

それぞれの強みを活かしながら連携することで、イベントは単なる一日限りの催しではなく、企業や商品の価値を広く伝える大きなPRの機会になります。

イベントを予定されている企業や団体の皆さんには、ぜひ「開催すること」だけではなく、「どう伝えるか」まで含めて企画を考えていただきたいと思います。そうすることで、イベントの成果はさらに大きなものになるはずです。


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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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